USB-C充電器は、スマートフォンだけでなく、タブレットやノートPCまで1台で充電できる製品が増えています。ただし、見た目が似ていても最大出力、ポート数、2台以上を同時に充電したときの電力配分、対応規格、サイズや重さは製品ごとに異なります。 この記事では、Anker Nano Charger (70W, 3 Ports)、CIO NovaPort DUO II 45W2C、エレコム USB Power Delivery 65W キューブAC充電器(C×2)の3製品を、2026年8月24日時点のメーカー公式情報をもとに比較します。順位を付けるのではなく、使う機器と持ち運び方に合う充電器を選ぶための違いを整理します。
USB-C充電器を選ぶ前に確認したいこと
USB-C充電器は、対応する機器と充電器の間で必要な電力をやり取りして充電します。充電器に「70W」と書かれていても、常に70Wが機器へ流れるわけではありません。実際の充電速度は、接続する機器、ケーブル、バッテリー残量や温度などによって変わります。
ノートPCを充電したい場合は、USB-C充電に対応しているか、必要とするW数がどの程度かを確認してください。高出力対応の充電器でも、ケーブル側が必要な電力に対応していなければ、期待する出力にならない場合があります。
USB-C充電器の選び方
- スマートフォン中心なら必要なW数を満たせるか
- ノートPCも充電するなら、機器が必要とするW数を満たせるか
- USB-Cを2台以上同時に使うなら、ポート数だけでなく同時使用時の出力配分を確認する
- PPS対応機器を利用する場合は、充電器側のPPS対応も確認する
- 持ち歩くなら本体サイズ、重さ、折りたたみ式プラグかどうかを確認する
- 充電ケーブルが付属するか、別途用意する必要があるかを確認する
3商品の比較
| 比較項目 | Anker Nano Charger (70W, 3 Ports) | CIO NovaPort DUO II 45W2C | エレコム USB Power Delivery 65W キューブAC充電器(C×2) |
|---|---|---|---|
| 単ポート最大出力 | USB-C最大70W | USB-C最大45W | USB-C最大65W |
| ポート構成 | USB-C×2、USB-A×1 | USB-C×2 | USB-C×2 |
| 複数ポート使用時 | 2ポート使用時は45W+22.5Wまたは60W+5Wなど。3ポート時は45W+7.5W+7.5W | 30W+15W、15W+30W、または20W+20W | 合計最大65W。USB-C1最大45W、USB-C2最大20W |
| サイズ・重さ | 53×43×32mm、約120g | 約45×33×29mm、約69g | 幅約52mm×厚み約38mm×高さ約40.5mm、約106g |
| 向いている使い方 | ノートPCを含む複数機器を1台にまとめたい | 小型・軽量なUSB-C 2ポートを持ち歩きたい | 65WクラスのUSB-C×2でノートPCとスマートフォンを使いたい |
各商品の特徴
Anker Nano Charger (70W, 3 Ports)
- おすすめな人:ノートPC・スマートフォンなど複数機器を1台の充電器でまとめたい人
- 強み:USB-C単ポート最大70Wと3ポート構成
- 向いている用途:外出先でノートPCとスマートフォン、イヤホンなどをまとめて充電する用途
Anker Nano Charger (70W, 3 Ports)は、USB-Cを2ポート、USB-Aを1ポート備えた急速充電器です。USB-Cを1ポートだけ使う場合は最大70Wに対応し、スマートフォンやタブレットだけでなく、USB-C充電に対応するノートPCにも使いやすい出力です。
本体は53×43×32mm、重さは約120gです。複数ポートを同時に使う場合は出力配分が変わり、2ポート利用時は45W+22.5Wや60W+5W、3ポート利用時は45W+7.5W+7.5Wとなります。
複数機器を一度に充電したいときに便利ですが、ノートPCへ高い出力を確保したい場合は、他のポートを同時に使ったときの配分を確認してください。
詳しい仕様や最新の対応状況は、Anker公式サイトでご確認ください。
CIO NovaPort DUO II 45W2C
- おすすめな人:持ち運びを重視し、USB-C機器を2台充電したい人
- 強み:約69gの軽量ボディにUSB-Cを2ポート搭載
- 向いている用途:スマートフォン2台、またはスマートフォンとタブレット・省電力ノートPCの充電
CIO NovaPort DUO II 45W2Cは、USB-Cを2ポート搭載し、1ポート利用時は最大45Wに対応するGaN急速充電器です。PD3.0とPPSに対応しています。
本体サイズは約45×33×29mm、重さは約69gです。2ポート同時使用時は30W+15W、15W+30W、または20W+20Wに自動で振り分けます。
小型・軽量さを重視する場合に検討しやすい一方、45Wを超える電力を必要とするノートPCでは、充電速度や利用中の給電が十分かを機器側の仕様で確認してください。
詳しい仕様や最新の対応状況は、CIO公式サイトでご確認ください。
エレコム USB Power Delivery 65W キューブAC充電器(C×2)
- おすすめな人:USB-C×2でノートPCとスマートフォンを同時に充電したい人
- 強み:単ポート最大65W、2ポート時45W+20W、PD・PPS対応
- 向いている用途:ノートPCとスマートフォンを同時に充電するデスク・出張用途
エレコム USB Power Delivery 65W キューブAC充電器(C×2)は、USB-Cを2ポート備え、単独使用時はどちらのUSB-Cポートも最大65Wに対応する充電器です。2ポートを同時に使う場合は合計最大65Wで、USB-C1が最大45W、USB-C2が最大20Wとなります。
本体は幅約52mm×厚み約38mm×高さ約40.5mm、重さは約106gです。USB Power DeliveryとPPSに対応し、電源プラグは折りたたみ式です。公式仕様ではPSE特定電気用品と、耐トラッキング性の要求事項を満たすプラグが案内されています。
ケーブルは同梱されないため、65Wクラスで利用したい場合は機器と必要出力に合うUSB-Cケーブルを別途用意してください。
詳しい仕様や最新の対応状況は、エレコム公式サイトでご確認ください。
どのタイプを選ぶか
ノートPCを含む3台までまとめたいならAnker、USB-C×2をできるだけ小さく軽く持ち歩きたいならCIO、65WクラスのUSB-C×2でノートPCとスマートフォンを同時に使いたいならエレコムが比較しやすい候補です。
ただし、充電器だけでなく、接続する機器とケーブルの対応W数までそろって初めて期待する充電速度になります。特に複数ポートを同時に使う場合は、商品ページの「同時使用時の出力」を確認してください。
まとめ
USB-C充電器は、単純に最大W数だけで選ぶのではなく、使う機器、ポート数、複数ポート使用時の出力配分、サイズ・重さを合わせて見ることが大切です。 Ankerは高出力と3ポート、CIOは小型・軽量なUSB-C×2、エレコムは65WクラスのUSB-C×2が比較時の分かりやすい違いです。使用するノートPCやスマートフォンの必要W数とケーブル仕様を確認し、メーカー公式の最新情報を確認して選んでください。
気になる充電器が見つかったら、使用する機器の必要W数、ケーブルの対応出力、複数ポート同時使用時の電力配分を確認したうえで、各メーカー公式サイトの最新仕様をご確認ください。


コメント