スマートリモコンのおすすめ3選

スマートリモコンは、エアコンや照明などの赤外線家電を、スマートフォンやスマートホームサービスからまとめて操作するための機器です。製品によって、Matter対応の有無、搭載しているセンサー、操作できる家電の種類、連携できるスマートホームサービスなどが異なります。この記事では、「SwitchBot ハブ3」「Tapo H110」「Nature Remo Lapis」の3製品を取り上げ、メーカー公式サイトで確認できる情報だけをもとに違いを整理します。順位付けを目的とした記事ではなく、ご自身の利用目的やスマートホーム環境に合う製品を選ぶための記事です。(作成日:2026年8月2日)

目次

スマートリモコンでできること

スマートリモコンは、リモコンで操作するタイプのエアコンやテレビ、照明などの赤外線家電を、本体経由でスマートフォンアプリから操作できるようにする機器です。複数の家電のリモコンを1台にまとめられるほか、対応製品ではMatterに対応したスマートホームデバイスの操作や、温度・湿度センサーの情報を使った自動化にも対応します。

スマートリモコンを選ぶときの確認ポイント

スマートリモコンを選ぶときは、次の点を確認しましょう。

  • 操作したい赤外線家電が対応しているか
  • Wi-Fiの対応周波数帯(2.4GHzのみか、5GHzにも対応するか)
  • Matterなど、利用中のスマートホーム環境に対応しているか
  • 温度・湿度センサーなど、自動化に使えるセンサーを搭載しているか
  • 電源方式や本体サイズが設置場所に合うか
  • ネットワークが使えないときに、どこまで操作できるか

3商品の比較

以下は、3商品とも公式情報で確認できている8項目をまとめたものです。

比較項目 SwitchBot ハブ3 Tapo H110 Nature Remo Lapis
赤外線家電操作 標準対応 標準対応 標準対応
Wi-Fi周波数帯 2.4GHz(802.11b/g/n) 2.4GHz(802.11b/g/n) 2.4GHzのみ(802.11b/g/n)
Bluetooth対応 標準対応(Bluetooth Low Energy) 条件付き対応(セットアップ時のみ) 標準対応(Bluetooth Low Energy)
Matter対応 標準対応(ブリッジとして最大30個のサブデバイス) 標準対応 標準対応(Matter 1.2、最大20台)
温度センサー 標準対応(温湿度センサー搭載) 非対応(別売Tapo T310/T315連携) 標準対応
湿度センサー 標準対応(温湿度センサー搭載) 非対応(別売連携) 標準対応
電源方式 Type-C、5V-2A USB Type-A、5V2A(アダプター別売) USB Type-C+ACアダプター(DC5V2.0A以上)
本体寸法 126×94×38mm 79×79×32mm 57×69×26mm

各商品の特徴

SwitchBot ハブ3

  • おすすめな人:SwitchBot製品をまとめて管理したい人
  • 強み:Matterブリッジ機能を活用できる点
  • 向いている用途:温湿度情報も確認しながら使う用途

SwitchBot ハブ3は、赤外線家電の操作に加え、Fire TV・Apple TV・Android TVなどの操作、SwitchBot製品(カーテン・ロボット掃除機等)の操作に対応するスマートリモコンです。Matterブリッジとして機能し、最大30個のサブデバイスを追加できます。

複数のSwitchBot製品や、Matter対応デバイスをまとめて管理したい方に向いています。

本体には温度・湿度センサーを標準搭載し、Bluetoothによる一部ローカル操作にも対応します。本体サイズは126×94×38mm、重量は190g、電源はType-C入力(5V-2A)です。通信方式は802.11b/g/n・2.4GHz Wi-FiとBluetooth Low Energyで、赤外線の送信範囲は最大30mです。

本記事では公式確認済み情報のみ掲載しています。最新の対応状況は公式サイトをご確認ください。

詳しい仕様や最新の対応状況は、SwitchBot公式サイトでご確認ください。

(参考:https://www.switchbot.jp/products/switchbot-hub3

Tapo H110

  • おすすめな人:対応ブランド数を重視する人
  • 強み:Alexa、Google Home、Apple Homeとの連携が確認されている点
  • 向いている用途:Tapo製品と組み合わせて使う用途

Tapo H110は、18種類のデバイスタイプ・8,000以上のブランドの赤外線リモコン対応家電に対応するスマートリモコン&ハブです。Matterに対応し、Apple Home・Google Home・Amazon Alexa・SmartThingsと連携できます。Alexa、Google Home、Apple Homeいずれの音声操作にも対応しています。

多くの種類・ブランドの家電をまとめて操作したい方や、複数のスマートホームサービスと組み合わせて使いたい方に向いています。

外出先からの操作や、スケジュール&タイマー機能にも対応します。Tapoのセンサーやカメラ等との連携も可能です。本体サイズは79×79×32mm、電源はUSB Type-A(5V2A、アダプター別売)です。

温度・湿度・人感センサーは本体に搭載されておらず、別売のTapoセンサー(T310/T315、T100)との連携が必要です。スマートフォン付属の1A対応アダプターでは動作しない場合があります。Bluetoothはセットアップ時のみの利用です。本体重量は本記事作成時点でメーカー公式情報から確認できていません。

詳しい仕様や最新の対応状況は、Tapo公式サイトでご確認ください。

(参考:https://www.tp-link.com/jp/home-networking/smart-hub/tapo-h110/

Nature Remo Lapis

  • おすすめな人:温湿度センサーを活用した運用をしたい人
  • 強み:Nature Lockなど他の対応機器と組み合わせられる点
  • 向いている用途:条件付きでもローカル操作を利用したい用途

Nature Remo Lapisは、温度・湿度センサーを標準搭載し、センサー値を活用した運用に対応するスマートリモコンです。オートエコ機能、コスパ起動、消し忘れアラート、熱中症アラートなど、センサー情報にもとづく機能を備えています(「コスパ起動」は段階的な温度調整による省電力機能の名称です)。

温湿度センサーを使った自動節電や、条件付きでのローカル操作を活用したい方に向いています。

Matter 1.2に対応し、最大20台のデバイスと接続できます。Nature Lockなど他社製品との連携にも対応します。Alexa、Google Home、Apple Home・Siriへの対応も、スマートスピーカー経由で確認されています。本体サイズは57×69×26mm、重量は28gです。電源はUSB Type-CケーブルとACアダプター(DC5V2.0A以上)を使用します。

ローカル操作を利用するには、スマートフォンとNature Remo Lapisが同一Wi-Fiに接続されていること、Nature Homeアプリがver50.1以上であること、本体ファームウェアがver2.0.0以上であることが必要です。ローカル操作中は、スマートスピーカーによる音声操作やオートメーション機能は利用できません。Wi-Fiは2.4GHzのみに対応しており、5GHzには対応していません。セキュリティ上、スマートロック製品はシーンでの一括操作やオートメーションからの自動操作には対応していません。

詳しい仕様や最新の対応状況は、Nature公式サイトでご確認ください。

(参考:https://shop.nature.global/products/nature-remo-lapis

利用中のスマートホーム環境との相性

Matter対応のスマートホーム環境をお使いの場合、3商品とも標準対応が確認されています。SwitchBot ハブ3はMatterブリッジとして最大30個のサブデバイスを追加でき、Tapo H110はApple Home・Google Home・Amazon Alexa・SmartThingsとの連携が確認されています。Nature Remo LapisはMatter 1.2に対応し、最大20台のデバイスと接続できます。

Amazon Alexa、Google Home、Apple Homeとの連携については、Tapo H110とNature Remo Lapisで対応が確認されています。SwitchBot ハブ3については、本記事では公式確認済み情報のみを扱う方針のため判断しません。

メーカー独自の製品群との連携では、SwitchBot ハブ3はSwitchBot製品(カーテン・ロボット掃除機等)と、Nature Remo LapisはNature Lockなど他社製品と連携できることが確認されています。

温度・湿度センサーを使った自動化を重視する場合、SwitchBot ハブ3とNature Remo Lapisはセンサーを標準搭載しています。Tapo H110は本体にセンサーを搭載しておらず、別売のTapoセンサーとの連携が必要です。

ネットワークが利用できない状況での操作(ローカル操作)は、SwitchBot ハブ3がBluetoothによる一部操作、Tapo H110が同一LAN内でのオフライン操作、Nature Remo Lapisが同一Wi-Fi接続と対応アプリ・ファームウェア条件のもとでの操作に、それぞれ条件付きで対応しています。

選ぶときの注意点

3商品とも、赤外線家電を操作するには、あらかじめ本体に家電のリモコン情報を登録する必要があります。対応する家電の種類や登録方法は商品によって異なるため、お手持ちの家電が対応しているか、購入前に公式サイトでご確認ください。

Tapo H110は、温度・湿度・人感センサーを使う場合、別売のセンサー機器が必要です。SwitchBot ハブ3とNature Remo Lapisは温度・湿度センサーを標準搭載しています。

Nature Remo Lapisのローカル操作を利用する場合は、対応するアプリ・ファームウェアのバージョンを事前にご確認ください。

各商品とも、電源方式や本体サイズが設置場所に適しているかを、購入前に公式サイトでご確認ください。

どの商品を選ぶか迷ったら

用途によって、次のように整理できます。

  • Matterブリッジとして活用したい、SwitchBot製品と組み合わせたい場合:SwitchBot ハブ3
  • 対応ブランド数の多さや、Alexa・Google Home・Apple Homeとの連携を重視する場合:Tapo H110
  • 温湿度センサーを使った自動節電や、条件付きでのローカル操作を重視する場合:Nature Remo Lapis

いずれを優先するかは、お使いの家電やスマートホーム環境によって異なります。購入前に、各商品の公式サイトで最新の対応状況をご確認ください。

今回ご紹介した3商品は、いずれも赤外線家電をスマートフォンから操作できるスマートリモコンで、Matterへの標準対応が確認されています。SwitchBot ハブ3はSwitchBot製品との連携とMatterブリッジ機能、Tapo H110は幅広い赤外線家電への対応とAlexa・Google Home・Apple Homeとの確認済み連携、Nature Remo Lapisは温湿度センサーを使った自動化と条件付きローカル操作という点が、それぞれの特徴です。SwitchBot ハブ3についてはAlexa・Google Home・Apple Home・Siriへの対応が本記事作成時点で確認できていないため、これらのサービスとの連携を重視する場合は公式サイトで最新情報をご確認ください。ご自身がお使いのスマートホーム環境や操作したい家電に合わせて、公式サイトの情報とあわせて選んでください。

スマートリモコンは、お使いの家電の種類や、利用中のスマートホーム環境によって、最適な選び方が変わります。気になる商品が見つかったら、対応する家電の種類や、Matter・Alexa・Google Home・Apple Homeなどの対応状況を、各メーカーの公式サイトで確認したうえで選んでみてください。

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